School introduction学校紹介
樹徳中学校の特色ある教育を紹介していきます
contents目次
教育理念
樹徳の校名は、「徳を樹(う)える」という願いから名付けられたものです。
仏教の教えには、本人が気付いていようがいまいが、「人は誰でも輝く貴いものを授かって誕生している」という素敵な教えがあります。
これを本校では徳と表現します。この素敵なものを自らつとめてはぐくんでいこう。そしていつの日にか必ず、自分の中でこの輝きを充満させ、周りまでも明るくしていこう。自らを信じ、「生きるってこんなにすばらしいことなのだ」と実感できる青少年を育てていきたいと思います。
教育とは、人類の社会に虹を架けるような尊いことだと受け止めております。
従って私たちは微力ではありますが、流水に文字を書くようなことにも巖壁に刻むような真剣さをもって子供たちに接し、彼らのあふれんばかりの笑顔を見いだしたいと強く思っております。そして生徒たちがこの樹徳の学舎を巣立っていった後、それぞれの分野で「他のお役に立っている」「世の中に貢献してくれている」ならば、これほどうれしいことはありません。
それが、私たちの願いであり、夢であります。
明照学園理事長
21世紀のリーダーにふさわしい、
智慧と慈悲との調和のとれた、物事に感謝のできる
優れた人間の育成を目指しています。
- ◎明るく豊かで思慮深い青少年の育成
- ◎責任感、判断力、決断力を持った青少年の育成
- ◎健康で感謝と喜びを見いだせる青少年の育成
- ◎思いやりがあり積極的に行動できる青少年の育成
- ◎意欲を持って徹底して学ぶ青少年の育成
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基本的教育課程の他に独自なプログラムにより、英語・数学・国語・理科・社会の5教科を強化します。
知識を詰め込むだけの授業ではなく、論理的思考を培う学習を進めます。 大学受験対策のみならず、実生活、実社会にも通用する生きた知識を身に付けます。
学ぶときは徹底して学ぶことをモットーとしています。 -
人格の陶冶は本学園創立からの一貫した理念です。 「生きる喜びと生かされる喜びの体得、自己の使命への目覚め」 を徳育の基本テーマとし、自分を見つめ直す機会になる宗教行事等を積極的に行います。 心が人格をつくるという信念のもと、情操環境を大切にし、心の栄養補給に心がけます。
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心身の調和は人生の礎になります。 どのような状況の中でも物事を成し遂げるには、「腰をすえて事にあたる」必要があります。 日常生活から粘り強さの土台となる「心身の足腰」を姿勢や呼吸を意識させることで鍛えていきます。 発達段階に合わせた系統的・計画的なプログラムでバランスのとれた体力づくりに努めます。
学校の沿革
学校法人明照学園は、1914年群馬県桐生市本町六丁目、 浄土宗田中山浄運寺の住職野口周善先生が青少年教育の重要性を先見し、 創立された裁縫伝習所を母体として、 1914年10月樹徳裁縫女学校と正式に認可を得て開校されました。 その後高等女学校となりますが、第二次世界大戦後の学制改革を経て男子部を併設しました。 樹徳中 学校は2001年に開校されました。
大正3年(1914年) | 宗教家野口周善先生が樹徳裁縫伝習所として創立 | 明照学園 創立者 |
昭和21年(1946年) | 樹徳高等女学校と改称 | |
昭和26年(1951年) | 明照学園樹徳高等学校と改称、樹徳幼稚園併設 | |
昭和35年(1960年) | 樹徳高等学校男子部設置 | |
平成13年(2001年) | 明照学園樹徳中学校開校 | |
平成16年(2004年) | 中高一貫高校棟新築 |
施設案内
全館冷暖房完備ですので、快適な環境で学習できます。生徒が毎日一生懸命掃除をしてくれるので、とてもきれいです!
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中学校校舎
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中学校教室
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講堂
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コンピューター室
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中学校1階廊下
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共生図書館
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共生図書館
ラウンジスペース -
明照体育館
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音楽室
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理科室
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調理室
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学習室
特色のある教育
夢や目標をもち、一人の社会人として自立できるよう
自分にふさわしい生き方を実現しようとする
意欲や態度、能力を育成する。
そのために、
- ひとりひとりのキャリア発達を支援します。
- 学ぶこと、生きることの尊さを実感させ、学ぶ意欲を向上させます。
- 将来の社会的自立・職業的自立の基盤となる資質・能力・態度を育てます。
- 望ましい勤労観・職業観を育てます。
その他の特色のある教育
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◎教科指導の徹底
- 中高一貫先取り教育
- 6年間一貫教育のメリットを生かし、基礎を徹底して学んだ上で応用力をつけるよう、無理なく効果的な先取り学習を実施します。
- 到達度教育
- すべての教科指導にあたって、全生徒が一定の水準に達するまで徹底して学習指導をします。未到達の生徒には、担当教諭が責任をもって指導に当たります。 シラバスを生徒、保護者に配布します。
- 放課後補習
- 未到達生徒を個別に学習指導する時間です。また、意欲的に自主学習に取り組み、積極的に疑問点を教師に質問する生徒の時間でもあります。
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◎探求学習
- グループワーク(異学年交流)
- 6年間一貫教育のメリットを生かし、基礎を徹底して学んだ上で応用力をつけるよう、無理なく効果的な先取り学習を実施します。
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◎ICT教育
- ポートフォリオ
- 総合学習支援システム「Classi(クラッシー)」を導入し、ポートフォリオ機能を活用、学習や活動記録等の蓄積によって主体的な学びを深めます。
ICT活用による授業改善
ICT機器を活用し、主体的・対話的学習をめざすアクティブラーニングや、協働的な学習活動を展開し、教育のICT化に対応します。
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◎自己を見つめ、自己を磨く教育
- 10分間読書
- 子どもたちの活字離れが社会問題になっていますが、毎朝10分間の読書時間を設け、読書する習慣を身につけ、読書の喜びを味わいます。
- 中国古典の素読
- 毎朝、ホームルーム時に、一節ずつ「論語」の素読を行います。漢文に親しみながら先人の知恵を学びます。
- 自問清掃
- 清掃にふさわしい身支度で、無言にて時間いっぱい清掃に取り組みます。粘り強い心・創造しようとする心・感謝する心を育てます。
- 茶道・華道
- 道徳の時間の中で、中学2年生が「華道」、中学3年生が「茶道」を学びます。専門の先生をお招きして、本格的なお稽古をします。
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◎海外語学研修
- 海外語学研修
- 中学校最大の行事。中学3年次、例年11月の一週間、イギリス語学研修を実施しています。 ロンドン観光(大英博物館等)、現地家庭でのホームステイ・現地校との交流会・オックスフォード大学見学など、生徒にとって特別な体験であるとともに、世界に 目を向けるきっかけになっています。
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◎特別講座
- 医療倫理・医系進学講座
- 医歯薬系進学を希望する生徒が自主的に参加し、異学年交流の形をとりながら最新の情報を学び合います。特別講演会も企画し、著名な先生方をお招きしています。 茂木健一郎氏もそのお一人です。
- フランス語講座
- 中学校では全国的にもめずらしい「フランス語講座」を開講しています。フランス留学の経験がある教師が担当し、受講する生徒はフランス語の基礎を学ぶことが できます。
医療倫理・医系進学講座の紹介
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医療倫理・医系進学講座とは
医学部医学科をはじめ、医療系学部・大学へ進学を希望する生徒が多いことが、樹徳中学校(と中高一貫コース)の特徴のひとつです。これらの生徒たちが受講する 無学年制の特別課外講座が「医療倫理・医系進学講座」です。毎年30~40名の希望者が登録していて、2019年度の受講生は、中学生(1~3年生)28名、高校生 (4・5年生)6名の計34名です。日本の中等教育学校で専門的な講座を設置しているのはまれであり、もちろん群馬県では樹徳中学校だけです。
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開講日
4月~12月(8月を除く)、 毎月1回水曜日の16:40-17:40(60分)に開催されます。年間の開講回数は、8回です。
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講座の内容
- インフォームド・コンセント、終末期医療、尊厳死・安楽死などの医療者に必要な基礎知識を習得しています。
- 医学部医学科や看護学科、薬学部の大学入試問題を受講生を問いてもらうという実験的な試みを行っています。
設問と課題文をていねいに分析すれば、中学1年生でも正解を出せるということを体感するよい機会を提供しています。 - 外部講師として、著名な医師、科学者、哲学者をお招きして特別講義を設けています。
いままでに講師としてお呼びした先生方は以下のとおりです(敬称略)- 磯村大氏(精神科医、1984年、坂上忍が主演した「もう高校はいらない」のモデルになった東大医学部卒の医師)
- 萩原優騎氏(環境倫理・技術者倫理学者、東京海洋大学准教授)
- 松本卓也氏(精神科医・京都大学准教授)
- 藤田博史氏(精神分析医・形成外科医、ユーロクリニーク院長、慶応大学非常勤講師)
- 塩路理恵子氏(精神科医、東京慈恵会医科大学病院)
- 川崎惣一氏(哲学者、宮城教育大学教授)
- 茂木健一郎氏(脳科学者)
- 服部健司氏(哲学者、群馬大学医学部教授)
- 香山リカ氏(精神科医、立教大学現代心理学部教授)
- 松葉祥一氏(哲学者、元神戸市看護大学教授)
- 塩谷賢氏(哲学者、早稲田大学非常勤講師)
- 小林玲子氏(弁護士)
- 渡辺敏晴氏(チェンバロ奏者、群馬大学教育学部メサイア研究会講師)
- 当講座で学び、医学部医学科をはじめ医療系学部へ進学した卒業生を講師として招き、ワークショップを実施しています。
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その他
- 当講座の学びは、アクティヴ・ラーニングともっとも新しいロジカル・シンキングの手法で進行します。したがって、かならずしも医療系学部の進学希望者でなくても、論理的な思考法を徹底的に学びたいという目的で受講している生徒もいます。
- 当講座の活動は、いままで、多くのマスコミに取り上げられています(きりゅうタイムス、上毛新聞、群馬テレビなど)。
フランス語講座の紹介
フランス語の初級を学習する課外授業です。フランス語の講座が置かれている中学校は、群馬県では樹徳中学校だけです。
指導には在仏経験のある2名の教諭があたります。フランス旅行で使える実践的な会話を中心に、視聴覚教材をたくさん使って楽しく学びます。
週1回、17:50-18:20の30分のレッスンです。教材は、”Le Japon, c’est cool!”(朝日出版社)です。
樹徳中学校の1日
樹徳中学校での生活がどのような流れになっているか、見てみましょう。
部活動の紹介
運動部
- バスケットボール部
- 水泳部(大会のみ)
- 卓球部
- 柔道部
- 陸上競技部
- ダンス部
文化部
- 音楽部
- FM桐生放送委員会
- 文芸部
- 数楽愛好会
- パソコン部
- 棋道愛好会
- 英語部
- 学習探究会
- 美術部
樹徳中学校 部活動方針
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部活動の目的
部活動は教育課程外の教育活動として、興味・関心を共有する生徒同士がより高い水準のスポーツや文化的活動を追求する過程で、次のような資質・能力の育成を図ることを目的とする。
- ○個性の伸長
- ○望ましい人間関係
- ○自主的・自発的な態度の育成
- ○体力の向上と健康の増進
- ○生涯学習の基礎の育成(生涯体育・文化等)
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配慮事項
本校生徒は大学進学を目標として入学しており、また、桐生市全域および市外・県外地域に在住し、通学区域が広範囲に及んでいる。
したがって、本校では次の二点に留意する。- 学校生活の基盤は「授業」であり、基礎学力と自ら考える力(思考力・応用力)を身につけさせ、個々の生徒の進路実現を図る。
その基礎となる心身の健康と自主的・自律的な態度を育む場とする。 - 各学年生徒の発達段階に応じた指導を心がける。
また、通学時間等を十分配慮した活動とし、生徒が自ら考え、自発的に行動できる場とする。
- 学校生活の基盤は「授業」であり、基礎学力と自ら考える力(思考力・応用力)を身につけさせ、個々の生徒の進路実現を図る。
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練習時間等の規定
- 平日の練習時間は原則として2時間程度とする。なお、交通安全や生徒指導上の諸問題を考慮し、下校時間は18時30分とする。
- 水曜日は部活動なしの日とする。
- 休日(土曜日・日曜日・祝祭日)に練習を行う場合は、午前または午後のいずれかに設定し、終日にならないようにする。実施時間は4時間程度までとする。
- 学校週5日制の意義を踏まえ、土・日曜のうち1日は休みとする。なお、中体連主催の大会等がある場合を除く。その場合、土・日曜2日間に渡る場合は、月曜日の練習を休みとする。
- 長期休業中の活動については、原則日曜日を休みとし、また8月12日~16日、12月31日~1月3日は休みとする。
- 朝練習の実施は顧問の計画により、事前に学校長の許可を得る。また、自主参加であるため、保護者の了解を得る。
- 定期試験一週間前から部活動停止期間とする。
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安全配慮
- 生徒の安全に対する意識を高めるとともに、施設・設備の安全確認に心がけ、交通事故の防止や活動中の事故防止に努める。
- 大会・試合等について、できる限り公共交通機関の利用を前提に活動する。
<付記>
原則として、顧問教師の自家用車での生徒送迎は行わない。 - 生徒の健康管理に配慮し、生徒一人一人の能力や適性に応じた活動を心がける。
- 過密なスケジュールでの練習や大会参加にならないよう、安全に配慮したゆとりある計画のもとで活動する。