明照学園  理事長 コラム

野口校長先生の『今日を生きる』

明照学園理事長及び樹徳高等学校校長の野口秀樹校長先生のコラムになります。
学校の様子や校長先生が日々感じていること、考えていることを書き綴っています。
平成20年10月22日から、毎日更新中です。

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平成21年1月16日からの訪問人数

令和7年2月

2月21日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
先日も書きましたが日の出が早くなり、反対に日の入りが遅くなって、春の近づきをしっかり感じています。
でも毎日寒いのですね。

昨日の宮島先生の自我の話には感動したのですが、私の場合は
こんな程度です。
私がお寺で、お説教を始めると、決まって寝てしまう男性がおります。
優しい私も少し腹を立てて、お寺の役員さんに言いました。
「もう我慢できません。あの人が目を覚ますまで私は話しませんよ。」 すると、別の役員さんが言いました。
「住職、あなたが説教をおやめになれば、あの人はすぐに目を覚ましますよ」。

次はもっと楽しいユダヤの小話
あるユダヤ人商人が臨終の床にあって言った。
「愛する我が妻は居るか。」
「ええ、ここに居るわ。」
「愛する息子は居るのか。」
「ここに居るよ、父さん。」
「・・・娘は。」
「ここに居るわ。お父さん。」
その瞬間、老いた商人はがばりと起きあがって叫んだ。
「なんだって!?それじゃ一体誰が店番をやってるんだ!」

笑って免疫力を高めましょう。

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2月20日(木)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

盲目のクリスチャンで、心身にさまざまなハンデや悩みを持つ若者や子供達と「農業家族」として農業や酪農を営み自労自活を目指す「共働学舎」を運営していた宮島眞一郎という方がおられました。(2015年92才没。)
元は私と同じ教師、東京の自由学園に50才まで勤務されましたが目を悪くしたので退職、長野県で子供達のためにこの事業を始めたのです。

「お前の心の中で、一番でかいの何だ? お前自身だろう。
俺が感じるのは、お前は実に正直だということだ。
目が見えなくても俺にはわかる。
お前の心の中で一番でっかい、ぐっと立っているのはお前だ。
すると神様が入る隙間がない。
お前はもっと小さくなれよ。

すぐ俺はいじめられたという。
俺が俺がという気持ちを、ちっちゃくちっちゃくしていく。
なくせとは言わない。
俺の心の中にだって俺がいるのだそれをちっちゃくしていって、半分になったら。
お前の半分の分、他の人が入ってこれるんだ。

もっとちっちゃくしろ。
無くなるわけはないんだ。
できるだけちっちゃく、自分というものが心の中でちっちゃくなっていった時に、お前の心の中に他の人間が入ってこれる。
するとお前の持って生まれた温かい心に、喜んでニコニコ笑って、人々が住んでいられる。
全部そうゆう事になった時に、その中に神様もいるんだよ」

自我について本当にわかり易く伝えてくれております。
私も生徒たちにこのくらいわかりやすく大事なことを伝えていきたいのですが力量と想いの量の違いでしょうか。

東京メトロ溜池山王駅の地下構内に江戸城石垣が残されておりました。

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2月19日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日は樹徳中学校の第23回立志式が、明照体育館の勢至ホールで行われます。
中学2年生の諸君、おめでとうごづいます。
思い起こしますと第1回目の立志式記念講演会の講師にお願いしたのがイエローの創業者鍵山秀三郎氏でありました。
残念ながら今年の1月に亡くなられました。
本当に立派な方でありました。
そして今日の立志式記念講演会の講師が私と鍵山さんとの縁を結びつけてくれた郷土を美しくする会の松崎靖さんなのです。
松崎さんは大間々にある足利屋洋品店の店主でありますが、鍵山さんの愛弟子で一緒に活動をされておられました。
私もお2人に素手で行うトイレ掃除の方法を教えてもらいました。
鍵山さんとの食事会にも何度かお誘いを頂きました。

○自分の思い通りにならないことがあったり、自分にとってどうしても気に入らない人がいたら、「今、自分を鍛えている」と思うのです。
○自分の持っている知恵は自分の宝物であるけれど、実践すると皆の共有財産になる。
○徳より才能が上回る人は小人という。徳がなくて、才能だけがある人は悪いことをするので一番悪い。だから人格を磨かなければならない。

これはその食事会の時に直接教えて頂いた言葉です。

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2月18日(火)

おはよございます。
今日もよろしくお願いします。
予報通り、昨日の朝の寒さとは別ものであります。
しばらくこの寒さ続くそうです。
昨日、県庁に用事がありまして出かけていったのですが、時間がないので高速道路を使用致しました。
波志江のサービスエリアで持参していたサンドイッチの昼食をとっておりますと、赤城教習所の実習の車が止まりました。
中には教官と生徒が2名乗っておりました。
その後、トイレに行くと男性に声をかけられました。
「校長先生 僕は樹徳です」、見ると好青年なのです。
私は「何才、いつの卒業生?」。
「18才ですこれからです」
「在校生、車の免許とっての? それじゃー頑張れよ!」
と別れたのですが、少々ビックリしました。
在校生でも私服だと全然わからないのです。
自宅学習期間、必死で受験をしている者、ようこそ先輩で小学校のボランティアをしている者、昨日の彼のように次のステップのために頑張って居る者、卒業生にとってこの期間はやっぱり大事なのであります。
今日の午後3年生の卒業成績会議が行われます。
全員が卒業認定されるとよいのですが。

こちらは樹徳幼稚園の涅槃会、園児がお花をお供えしています。
大善寺にて。

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2月17日(月)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
昨日は予報通り とても暖かい日になりまして、気温が18℃を越えたようでありました。
新川公園隣の桐生市中央公民館市民ホールでは 樹徳中学校音楽部・樹徳高校コーラス部の合同コンサートが行われました。
大勢の観客の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。
伸びしろのある生徒たち、これからがさらに楽しみであります。成功おめでとう!
2月15日は お釈迦様が入滅(死亡)された涅槃会の日でありました。
私が会長をつとめる桐生仏教会でも多くの僧侶の方の参加のもと法要を営みました。

『聖書』と同様に、現代においてお釈迦様の言葉を編集した『仏教聖典』があります。
その中のいくつかを紹介致します。
「 全てのものは、みな心を先とし、心を主して、心からなっている。汚れた心でものを言い、また身で行うと、悲しみがその人に従うのは、ちょうど牽引する牛に車が従うようなものである。 」

「 自分こそ自分の主である。人がどうして自分の主であろうか。自分をよく調えたならば、得難き主を得る。 」

「 屋根を粗雑にふいている家に雨漏りがあるように、心を修養していないならば情欲が心の中に漏れて侵入する。 」

一度お読みになることをおすすめいたします。
(仏教伝道教会から寄贈されますので卒業生には記念品として贈呈しております。)

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2月14日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日はチョコレートが売れる日、バレンタインデーであります。
若い人達にとったら楽しい日なのであります。
それで思い出しました。
中高一貫校で長らく「樹徳歌壇」を行っておりました。
その時に4年生の女子の作品、こんなのがありました。
「君思ひ 慣れねど贈る 我が恋ぞ いざ奉れ 二月某日 」
この作品は第3回「樹徳歌壇」の佳作に入賞しました。

この歌壇は当時教頭の石原先生が運営しておりまして、歌人の先生が選評も行っておりました。

選評・・・バレンタインデーの歌。少々照れくさいかもしれないが、チョコレートならぬ「短歌」だから告白できた、ともいえようか。今年のバレンタインデーはチョコレート&短歌でどうぞ。「いざ奉れ(たてまつれ)」だが、この「奉れ」は「召し上がれ」とていう意味の尊敬語。

私から見るとこの女子生徒は歌人になりきっております。
そして少し気取っている。
この自由さが若さですよね。
可愛いし、「よっ!歌人」と声をかけてあげたいくらい。
若さは何んにでも変身できる。
石原先生は文学者だからのんきなことを言っておりますが、私が目にした時は、もしかしたらこの子は恋をしてしまったのかなと心配をしたのであります。
当時私は幼い中学1年生から生徒達と接しておりますので、父親のような感覚で生徒達を見ておりました。
本来ですと彼女も年相応に成長してきてくれている。
大いに喜べるはずでありますが。
あの子にそんなことがあっては困るなどと勝手なことを思ったのでありました。
これも楽しい想い出であります。
今日が二月某日のバレンタインデー。

去年、上野の西洋美術館にモネを見に行ったのですが2時間待ちだったので看板だけ撮影してきました。

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2月13日(木)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今朝はいつもよりも早く起床しました。
気分のいい朝です。但し風が強過ぎますが。
1年生は校外学習で横浜方面へ出かけてまいります。

明治8年(1875年)2月13日に、「平民苗字必称義務令」(へいみんみょうじひっしょうぎむれい)が出されました。
今日は明治政府が国民に苗字を名乗ることを義務付けた日です。
それまでは名字帯刀は武士の特権、原則としては百姓(庶民)が公的な場所で苗字を用いることは禁じられていたのだそうです。
自分でつけられない人達が沢山いて、この時混乱があったそうです。
地域によっては、地元の有力者にあやかりたいと同じ苗字になってしまった。このようなことも沢山あったらしいのです。
私達にとって当たり前の苗字も歴史は結構新しいのでありました。
それから150年、今は選択的夫婦別姓が国会で論議される。時代は随分かわりましたね。
こんな名字もあるそうです。
「四月朔日」は「わたぬき」と読む。
4月1日になると昔は着物の綿を抜いたからだそうです。
日本で一番多い名字は「佐藤」さん、世界一多い苗字は「李」さんだそうです。

牡丹で有名な上野の東照宮です

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2月12日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いしたします。
昨日は前橋育英高校全国優勝パレードが行われましたが、私はそちらには参加できず、終日高崎におりました。
裏千家淡交会淡交会群馬支部の初茶会を主催しておりました。
濃茶6席、薄茶6席、何のことだかおわかりにならないかもしれませんが、大勢の方をお招きしてお茶会を行ったのです。
会場は高崎の老舗の料亭をお借りしました。
私の高校時代の同級生の家なのでご無理をお願いできたのです。
お茶の世界は、私にとりましたら日常とは別の世界に身を置くことで、なれずに気をもむ場面も沢山ありますが、間違いなく人生を豊かにしてくれております。
当日のお茶会を支えるスタッフは約50名、多いでしょう。
私は群馬の支部長ですから表に立ちますが、やはり世の中は見えないところが動かしているのですね。
皆様に感謝であります。

3年生は今日から自宅学習にはいりました。
この間に群馬県が実施している「ようこそ先輩」」の生徒参加が始まります。
これは進路決定者が母校の小学校に何日かボランティアに行く行事です。
本校からは18名、事前指導をしっかり受けて参加してまいります。
もしかすると県内で一番多い参加者かもしれません。
生徒たちが上手に時間を活用して積極的にいろいろな事にチャレンジする。
この姿勢が嬉しいのです。

昨日のお茶会で使った掛け軸「眉寿萬歳」びじゅばんざい
・・眉毛が長く白くなるほどの長寿、いつまでも栄えること
裏千家十三代家元・圓能斎筆

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2月10日(月)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日は朝礼があります。
続いて3年生が自宅学習に入るのでその事前指導で話をすることになります。
終了すると今度は樹徳幼稚園の釈尊涅槃会で大善寺に駆けつけます。
朝はタイトなスケジュールになっております。

昨日の新聞に、本校生の写真部が取り上げられておりました。
彼らは部活動としてわたらせ渓谷鉄道をテーマに鉄道写真を撮り続けております。
起点にしている上神梅駅に3年間お世話になった感謝の気持ちを込めて手作りのクッションを8個届けたのです。
写真部長の森田さんが家庭科部の友人の協力も得て、布選びからデザインまで、2色のミニクッション形座布団を仕上げました。
わたらせ渓谷鉄道の品川社長とご一緒の写真が掲載されております。
生徒たちがいろいろな事を自分たちで考え、周りの人に喜んでもらえる行動ができること、嬉しいですね。

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2月9日(日)

こんにちは、今日もよろしくお願いします。
昨日は終日風花が舞っており、寒い1日でした。
今朝、起きてみると、この風花がほんのり道路を白くしておりました。でも真っ青な空で太陽の力を感じます。
天候が心配された桐生市の冬のビッグイベント、堀マラソンがただ今無事に終了しました。
新川公園を起点として行われますので中学高校どちらにも車が進入できないのです。
樹徳高校の南門の前を通って樹徳中学前がゴール。
本校の駐車場はすべてマラソン関係者にお貸ししました。
入ってきた情報によると本校生のマラソンの成績は上位を独占したとか、先生方も何人かは走ったようであります。
皆さんお疲れ様です。

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